テキトー手探り創作雑記帳

創作企画PFCS中心ブログ。書いたり描いたり。

【PFCS】過去SS『緋い剣』

はじめに

絵を描く暇が取れない代わりに
SSを書く隙ばかりがあります今日この頃…

前回に引き続き、
自警団組の過去SSをお送りしますね。
※細かい説明いらねーやい!って方は、
目次から〔『緋い剣』〕を選んで飛んでください。
【目次】

登場人物

良ければこちらを参照して下さい。↓
リーフリィの住人 - PFCS-wiki(リーフリィ)

前回のお話はこちら

yourin-chi.hatenablog.jp




『緋い剣』

暗い、暗い
…意識の底。



『嗚呼…
何故お前には守護精霊が降りぬのか』

『我々の力は【水】、
…だが、お前の魔法は【水】を【氷】にしてしまう』

『その力は、強き魔力だからではなく、
…お前が異端だったからなのか』

『守護を持たぬ忌みし子は、去れ』

姿も形も見えない真っ暗闇で、
ただただ声がこだまする。
どんなに耳を塞いでも、
自分を蔑む声は鳴り止まない。

『海を越えて
葉のそよぐ大地へ行きなさい。
貴方の『守護精霊』は
きっとどこかにいるはず』

優しい声が
柔らかにとどめを刺す。

『貴方の居るべき場所は
ここでは無いの…バトレイア』


これはもう
幾度も見た悪夢。

…それなのに…。






頬に、冷たい何かが伝って落ちた。

バトーは身体に走る痛みに顔を歪めながら、ゆっくりと目を開けた。
…あの忌々しい悪夢を見ると、決まって泣いて目が醒める筈の自分の目には、何故か涙は溜まっていない。
じゃあ、何故…。

また、ポタッと頬が濡れた。

自分が今いる場所が薄暗い所である為か、そこでようやく目の焦点が合う。
暗いな、と思わせていたのは、自分の額に覆い被さる様に額を合わせた女性の存在が有るからだった。
自分の身体に柔らかく垂れ下がる、暖かな炎の様な緋色の髪から覗く、尖った精霊の耳。
…シルディだ。
涙は、彼女の翡翠色の瞳から ポタッとまた一つ落ちた。

「何で、アンタが泣いてるんだ…?」

バトーが、起きしなで声を掠れさせながら そう問いかけると、シルディはその声を聴いてビックリしたように目を瞬かせ、口をパクパクと動かした。
その口の動きを読むと…

『バトーさま⁈』

と驚いているようだ。

…そうだった。
自分は今、精霊の付け耳を付けて 女の格好をしているんだった。

あわあわと、慌ててシルディがバトーに覆い被さる様にしていた体を起こすと、バトーは見計らって のろりと身体を起こした。
手枷をされていて手の自由はきかないが、足枷はない。
身体の節々の痛みも、あと少しすれば治るだろう。

ここは牢代わりの部屋だろうか。
洞窟をくり抜いた様な空間に、頑丈な鉄格子が付けられている。
自分はそんな部屋の、冷たい地べたに寝かされていたらしい。
今、近くに見張りは居ない様だが…。
そうして改めて周囲を見渡そうと少し目線を動かした所で、バトーは思わずギョッと目を見開いた。

「…ラシェ⁈」

ラシェが、気を失っているのか横たわっているではないか。

バトーは手枷の所為でフラつきながらも立ち上がり、慌ててラシェのそばに駆け寄った。
横たわる彼女の口元に耳を傾けて、呼吸音を確かめる。
…一応、無事な様だ。

「(攫われてから、ずっとなんだろうか…)」

それを確かめようにも、シルディは今喋る事は出来ないし…。
バトーが考えあぐねていると、ようやく落ち着いたらしいシルディが、不意に、手枷の付けられている互いの手を重ね合わせてきた。

「お姫さん…?」

『私の声がわかりますか』

「…⁈」

突然頭の中に聞いた事の無い、女の声が響く。
バトーはハッとして、思わずシルディを見た。
それにたいしてシルディがニコリと微笑む。

『聞こえているみたいですね』

「アンタ、こんな芸当出来たのか…」

『私は気の使い手では無いので、鍛錬が足らず、ヒトの思念が少ない場所でしか出来ません。
これは、血の流れに気を重ねているだけなので』

「血の流れ…」

脈を読む、みたいなものなのだろうか。
バトーが ふぅん、と一応の理解を示すと、シルディは念じる様に目を伏せて続けた。

『ラシェ様の事ですが』

「あ、ああ。コレは気を失っているのか?ずっと?」

『はい。里で襲われた時に、全員が強力な『闇』の魔力を叩き込まれましたので…。
私は何とか目を覚ませましたが、ラシェ様は魔力の固定化の済んでいない身の上、元々が『光』の魔力の使い手。恐らく凄い衝撃だったのだと思います…。
…あ、そう言えばラミリア様は⁈ご無事ですか?』

「ああ。結構ヤバかったみたいだけど、クライドが何とかしたよ。
アイツ、『闇』の力の使い手だから」

『良かった』

シルディがホッと胸を撫で下ろす。
そんな彼女に、バトーは先程の事を尋ねようと口を開いた。

「…ところで。
アンタ、さっき何で泣いてたんだ?何処か痛むのか?」

『‼︎』

シルディがビクッとして手を離し、一瞬でボッと顔を赤らめた。
そしてガバッと頭を下げる。

「え?何?何で謝ってんだ?」

バトーがギョッとしてそう尋ねると、シルディはおずおずと顔を上げ、再び手を重ねて念じ始めた。

『…済みません…。かなり魘されておいでで、気になってしまい…。少し深層にある思念を見させて頂きました…』

「⁈」

『魘されているのなら、深層で直接話しかければ助けてあげられるのではと思いましたので…つい…。
…里で見かけないお顔でしたので、里の者では無いとは思いましたが、…その、まさか…こんな綺麗な方が男性で、しかもバトー様だとは思わなくて…』

「………」

ああ…、とバトーは呆れた様に顔を顰めた。
どうやら深層の思念…『夢』を見ている人間に話しかけるには、脳に近い場所で直接触れなければならない様だ。
となると、先程の額同士をくっ付けていた経緯も分かるし、今、シルディが心底恥ずかしそうに顔を赤らめている理由も分かる。
…アレは相手が女性だと思ったからこその行為であり、相手が男性だと分かっていれば、そんな顔と顔を近づける行為など到底しなかったのだろう。
バトーは、はぁと一つ息を吐いた。

「…まあ、その…何だ。別に魘されてた俺を助けてくれようと思っただけなんだろ?別にアンタが はしたない奴だとかは思っちゃいないよ…。
…夢を覗かれたのは恥ずかしいけどな」

『ご、ごめんなさい…』

シュンとするシルディに、バトーは半分諦めた様に話を続ける。

「何せ、男の俺がいつも泣いて目が醒めるような夢なもんでな…。まぁ、卑しい理由なら怒りもするが、アンタがしたのは良心からだ。
…それに、アンタは俺の代わりに泣いてくれたし」

その言葉に、シルディが思わず顔を上げると、そこにあったのは穏やかな笑顔だった。
多分、恐らく無意識なのだろうが…。
そんな彼に見惚れかける自分をブンブンと首を振って振り払い、シルディはバトーに尋ねた。

『あの…『守護精霊』とは、こちらで言う固定化された魔力の事ですか?』

「んー、どちらかと言うと魔力をコントロールできる『魔法具』に近いな。
俺の故郷では、成人の儀式で個々の内包魔力が造形されて、色々な姿に形を取る。それこそ妖精だったり小さな獣だったり…召喚獣みたいなもんだと思ったらいい。
リーフリィと違うのは、体内に魔力を内包するんじゃなくて、『守護精霊』が個々の魔力の塊として目に見えて存在し、魔力を装備する感じ、…らしい」

『バトー様は、その『守護精霊』に内包魔力を変換出来なかった…と言う事ですか…』

「まあ、そうなるな。あっちでは出来て当たり前の事だから、俺みたいな〝異端〟が居ると災いを呼び寄せるらしい。成人の儀で失敗したその日に、その場で郷を追い出されたよ」

忌々しそうに自嘲すると、バトーは真っ直ぐな目をしてシルディを見た。

「…あまり好きな話じゃなくてな。この話はここまでにしてくれ。
あと、俺があの夢を見て毎度泣くって話は、クライド達には絶っ対に言わないでくれ」

『バトー様…』

心配そうな顔を向けるシルディに、バトーは これ以上は話さないという強い意志で彼女から手を離し、ヨッと立ち上がった。
話しているうちに、身体の痛みも取れてきて、そこそこ自由はきくようだ。

「さってっと…
とりあえず手枷外すかな」

バトーはそう口にすると、もう一度シルディの側に座り込み、彼女にされた手枷に手で触れる。

“我が手に宿て、力と成せ…《ウォルド》”

そう短く詠唱すると、バトーが触れたシルディの手枷が瞬時に凍りつき、パキパキと音を立ててボロボロと崩れ落ちた。
バトーは、同じ様に横たわるラシェにされた手枷も、手際よく凍らせて外していく。

「…よし。
すまんがお姫さん、その凍ったカケラを一つ俺の手に持たせてくれ」

シルディは、言われた通りに解放された手で凍ったカケラを拾い、未だ手枷のままのバトーの手に握らせた。
どうするつもりなのだろう。
バトーが少し離れてろと手で示すので、シルディは彼から少し距離を取った。
そうしてシルディが離れたのを見計らい、バトーは握らせてもらったカケラを握る手に、強く力を込める。
少しすると、やおら、彼の握り拳の指の隙間から、ポタッと赤い雫が床に落ちた。
目の端でシルディが驚いて駆け寄ろうとするのが見え、バトーは軽くそれを身振りで制し、静かに詠唱を始めた。

「…水よ…我が手に集いて刃と為せ…。
出でよ、我が聖なる刃
『氷斬剣』”‼︎

唱えた瞬間、バトーの両手から手枷ごと肘から下が一瞬で氷漬けになり、赤みを帯びた巨大な刃になった。
いつもの様に美しい氷の剣が顕現しないのは、恐らくバトーが、純水では無く己の血を使い、印を結ばずに詠唱した為だろう。
バトーは氷の刃の切っ先を、コンコン、と何か確認する様に地面に軽く打ち付けると、シルディの方を向いた。

「お姫さん!今から派手な音が鳴る!多分見張りの魔物だかがやってくるから、ラシェを部屋の奥の方に動かして、少し身構えていてくれ!」

シルディが、言われた通りに横たわるラシェを引きずる様に部屋の後方に下げ、彼女を庇うように前で身構えると、バトーはそれを見計らって、一つ深呼吸し、思い切りよく巨大な氷の刃と化した自分の両腕を地面に打ち付けた。

ガシャァァンッッ‼︎

大きな音を立てて、両腕の氷の刃が手枷ごと粉々に砕け散る。

「はー、割れて良かったー」

さして慌てる事もなくバトーがそう口にした時、ドタドタと豪快な足音を立てて数人の気配がし始めた。
バトーは淡々と、自由になった掌に印を結びながら、再び先程の詠唱を始め、先程血を流す為にワザと切った手から1滴 自分の血を、掌の印に落とす。

「…水よ…我が手に集いて刃と為せ…。
出でよ、我が聖なる刃
『氷斬剣』”‼︎

そうしてバトーが、いつもの美しい造形の…若干赤みを帯びているが…氷の剣を顕現させたところで、牢に3体の魔物がなだれ込んでくる。
そのうちの1匹は、大きな鉤爪を見るからに バトーを攫った奴だ。

《オマエ、何故手枷ガ 外レテイル⁈》
《捕ラエロ》
《捕ラエロ!》

魔物達は気味の悪い声で口々に喚きながら、一斉にバトーに飛びかかってきた。

「せっかちな御仁は、モテないわよ●●‼︎」

バトーは飛びかかってきた魔物達に少しも臆せず、手にした『氷斬剣』で次々と薙ぎ払う様に斬りつけた。
1対3にも関わらず、バトーは決して引けを取らぬ動きで、めちゃくちゃに襲い掛かってくる魔物達をヒラヒラと躱し、次々と太刀を浴びせていく。
あまりに美しい舞う様な剣戟に、後ろで身構えていたシルディは、自分達が襲われている状況下にあるのを忘れてしまいそうだった。
魔物達はより一層逆上していく。

《コノ女、謀リヤガッテ!》
《聞イテナイゾ!》
《殺セ、殺セェ‼︎》

「あー、往生際 悪過ぎ。サイッテー!」

バトーはそれらしく●●●●●悪態つきながら、まずは1匹、と真っ先に次の一手と飛びかかってきた1体の急所を迷い無く斬り裂く。

《グギャァァァ‼︎‼︎》

耳を劈く様な断末魔をあげ、1体が崩れ落ちる。
バトーは剣を一振りし、その血を払い、しれっと声を出す。

「…さて、お次はどちら?」

《コノォ…!》
《クタバレ 女ァ!》

耳障りな咆哮を上げながら、残りの2体がバトーに飛びかかる。
バトーは1体を軽く受け流し、もう1体は受けずに躱して背後に素早く回り込み、思い切りよく剣で斬り裂いた。

《グァァァァァァ‼︎‼︎》

斬り裂いた方の魔物は、雄叫びをあげながら 真っ二つに倒れこむ。
攻撃を受け流され、残された方の魔物は、度々偵察に来ていたらしいあの魔物だ。
そいつは、あえて今度は飛び掛らず、口を大きく開き、

《オマエラ カラ 死ネェェェ‼︎》

そう喚くと、開いた咥内にどす黒い魔法の光を宿し、バトーでは無く、部屋の奥で身を潜めていたシルディとラシェに向かって、砲弾の様に黒い光球を放った。
恐らく、あれが『闇』の魔力の塊。
シルディは慌ててラシェを覆いかぶさる様にして庇い、身を縮める。
チッ、と軽く舌打ちし、バトーは素早く印を結んだ。

“我が手に宿て、…凍てつけ!
氷の刃ウォルド・スティル》”‼︎

砲弾の様に放たれた魔力の塊が二人にぶつけられる刹那、バトーが放った魔法で光球が瞬時に固まり、爆散四散した。
シルディ達を仕留められ無かった魔物は、バトーをギロリと睨みつけようと目線を動かす…だが、バトーの姿は見えない。
魔物がハッとして頭上を見上げた瞬間、

「余所見してんじゃねぇ」

と、魔物の頭上に高く跳躍していたバトーが容赦無く氷の剣を振り下ろす。
魔物は、声をあげる間も無く二つに斬り裂かれ、…そのまま生き絶えた。

「…はあ」

バトーは、氷の剣に付いた血を振り払いながら、やれやれと大きく息を吐いた。

「…しまった、ボスが何処にいるか聞き忘れたな…。さすがにコイツらだけじゃないと思うんだが…」

まぁいっか、とバトーが首やら肩やらをゴキゴキと鳴らしていると、シルディが倒された魔物の横をおっかなびっくりすり抜けながら、おずおずと近づいて来た。

「お姫さん。…ケガは無いか?」

バトーが氷の剣をしまいながらそう尋ねると、シルディはコクコクと頷く。
そして、バトーの手に触れながら、シルディが語りかけてきた。

『…手を、見せて下さい』

そうは訊きつつも、シルディは手に取ったバトーの手を半ば強引にひっくり返し、その掌を見た。

「お、おい…」

バトーがポカンとしている間に、シルディは止める間も無く自分の履いているスカートの裾を躊躇いなくビリっと引き裂き、手際良くバトーが傷付けた手の傷に巻きつけていく。

『声が戻れば、すぐにお治ししますから』

「別にこれくらいいつも…」

『駄目です。母なるティザーラ様は、いかなる理由があれ、自身で自身を傷付けることは固く禁じていますから。
私達を守る為につけた傷なら、尚の事、放ってなどおけません。
…カミアは教えていませんでしたか?』

「(…確かにいつも怒られては速攻で治癒魔法の集中砲火だな…)」

バトーが口に出さずにそう思い返すと、すかさずシルディは翡翠色の瞳をつりあげ、バトーに食ってかかった。

『な?!いつもこの様な真似をしているのですか?!なりませんよ‼︎』

「…っ、し、思考を読むな!」

『血の流れに気を乗せているのですから、直に血に触れていれば読まずとも読めてしまいます!そんな事より…!』

シルディが思考を伝えきるより早く、バトーがふいに、怒ったシルディの吊り上がった両目を片手で覆い隠した。

「…わかったわかった。
あー、あれだ、確約は出来ないが、なるべくは善処する。
だからそう怒るな。せっかくの綺麗な顔が台無しだぜ?」

『!!!!!!』

そう言われた瞬間、シルディはボッと顔を赤くして、両目を覆うバトーの手を慌てて外させ、おずおずと距離をとり…
ダッと、後方に寝かせていたラシェの方に行ってしまった。

「(何だ…?俺変な事言ったか?)」

そうバトーが怪訝な顔をしたところで、シルディがまたバトーの方に慌てて戻ってきた。

「どうした?」

その様子に今度は何だと首を傾げるバトーの手を引き、同時にシルディが語りかける。

『ラシェ様の意識が戻りそうです!』

「本当か」

二人でラシェの元へ駆け寄ると、シルディがラシェを抱きおこす。

「ラシェ、おい、ラシェ!」

シルディに抱き起こされたラシェに、バトーが何度か声をかけると、やがて ラシェがうっすらと目を開いた。

目の前には、自分を支えてくれているシルディと、何処かで見た事がある様な…金髪の精霊耳の女性。

「…シルディ様…と、えっと…?」

「バトーだ、バトー!」

バトーは慌てて付け耳を外して、ラミリアに女性らしくされていた髪型をいつものものにしてみせた。

「バトーさん…?
一体…どうしてそんな格好を…?」

「まあ、お前らが連れてかれて
…色々あってだな」

ラシェに軽く、今の所までの経過をかくかくしかじかと説明し、バトーは一息ついた。

「ともあれ、助かったぜ?
博士の特製『蒔けば暫くしてから光る遅効性の液体』。アレのお陰で 何処にお前らが連れてかれたか、大体の目星をつける事ができた」

「…?」

ラシェはその言葉に首を傾げ、ふと自分の服のポケットの方を見る。
見ると、ポケットの袋の口が何かの液体で汚れていて、もしかしてと中を覗いて見ると、ポケットの中で小瓶だったものの口が割れていて、どうやらそこから液体が溢れた様だった。

「ああ…多分、襲われて連れて行かれた時に、何かに当たって中の瓶が割れたんですね。
…どちらかというと、ラーディアさんがお手柄なのかも…」

ふふふ、と笑みながら、ラシェはポケットから口の割れた小瓶を取り出して見せた。
シルディが、まぁ と目を丸くする。
バトーもやれやれと苦笑いした。

「まぁ、運も実力のうちだ。
…ところでラシェ、立てそうか?別働で動いてるクライド達と合流するぞ。多分、今頃俺たちを探してる筈だ」

戦闘で派手な音立ててるし、良い突入開始の合図になったとは思っているのだが…。
バトーはフムと唸った。
ひとまず自分は、声と魔力を封じられたシルディと、魔力の安定化儀式前でまともに魔法が使えないラシェの2人を、クライド達と合流するまで、守りながら進まねばならない。

「(…まぁ、下っ端3匹があのレベルなら…何とかなるだろ)」

それより、
水のあるところ探さないとな…。
このままの状況が続けば、
…流石に貧血で倒れそうだ。

バトーはシルディに手当てされてしまった掌を見ながら、
深々とため息を吐いたのだった。







つづく


掲載済みSS倉庫

宜しければお読み下さい(^^)
SS倉庫 - PFCS-wiki(リーフリィ)

おわりに

前回より文字数多いのは
女装バトーちゃんが悪いんだと思います。(キッパリ)

次回はクライド達活躍なるか⁈

乞うご期待ッッ!!!!!!
(他人事)









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